どうも、いっぺ~でーす。
買ったばかりのノートパソコンを閉じて摘まんだら画面(ガラス)がちょっと割れて、HPに相談したら補償対象外であり、修理に14万円かかると言われて、15万円で買ったんですけど!?と若干納得のいっていない状況ですが、まー液晶に損傷はなく、割れた部分のタッチパネルが効かない程度なのでこのまま我慢して使おうか保険を使って買い替えるか(赤字だけど)を決められないいっぺ~です。
すみません愚痴りました!!
さーて今回は2018年に発表されたブラックバスの色彩感覚に関する論文を発見しましたので、翻訳(google(笑))、考察していきたいと思います。
昔から「魚は色が分からない」とか「紫外線が見える」とか言われていましたが、今回は明確に解を示されてますね。
頭の良い人は私の考察なんかより、論文自体を読んでください!私の方では要点のみまとめて、テキトーに考察していくので(笑)
※google翻訳がまぁまぁ適当だったため、一部(結構w)な部分を自分で翻訳しなおし、修正した文章を引用として掲載しております。違ってたらごめんなさい。
翻訳の中の「低温」はバスのことでしょう。また「シャート」などはチャートリュース。できる限り直しましたが。
論文の元はこちら↓
ブラックバスの色認識能力を調べる!
論文中で行われている実験は主に下の3つ。
①眼球組織の顕微分光光度計検査による解明
②実験1:視覚と嗅覚を組み合わせた色覚確認
③実験2:視覚のみによる色覚確認
それぞれの詳細を見ていきましょう。
① 眼球組織の顕微分光光度計検査による解明
これは、バスを安楽死させ、頭を切って、眼球を分解し、顕微分光光度計で色んな光の吸収率などを検査した、という実験。
その結果、
オオクチバスの視覚システムは、緑に敏感な一対の錐体と赤に敏感な二対の錐体を備えた二色性です
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
だそうです!(笑)
ようはバスの目は緑と赤を認識する!ということですね。
ちなみに人は緑、赤、青を認識できる三色性です。
バスは青は認識できない可能性が高まりました。
バスの生体による色識別実験
次に、実際にブラックバスの生体を使って、どのように色を認識しているかを確かめる実験を行いました。
事前に、特定の色と餌を紐づけするようなトレーニングを行い、バスが色を識別して餌を選ぶかどうか、色に関係なく選ぶのかを確かめました。
色認識の事前予測
眼球の組織検査によって赤と緑しか認識できないとされたバスが、他の色をどう認識できるかの事前予想は以下の通り。明るさを基準に予想したみたいです。
青と緑が互いに似ていて、黒に似ている可能性があり、チャートリュースの黄色が白に似ているように見えることを示しました(図2)。これらの予測は、バスの行動試験で大部分支持されました。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236

赤に近づくように訓練されたバスは、トレーニングピペットを識別するのに特に良い仕事をしました(赤に近づくように訓練されたバスによるアプローチ/ストライキの81.5%)。同様に、他の色に訓練されたバスは、めったに赤いピペットに近づいたり、叩いたりしませんでした。緑についても同様の結果が見られ、緑に近づくように訓練されたバスがターゲットピペットを正しく識別し(72.8%)、他の色に訓練された魚が緑に近づいたりぶつけたりすることはほとんどありませんでした。
②実験1:視覚と嗅覚によって訓練されたバスによる色識別
細かくはよく分かりませんでしたが(笑)
実験1では匂いと色を餌選びの要素として使い、恐らく色ごとに同じ匂いにして実験したのだと思います。

青、黒、黄、白に近づくように訓練されたバスも、化学的合図が存在するときに訓練用ピペットを正しく識別しましたが、顕著な誤りがありました(図4)。ブルーに近づくように訓練されたバスは、最も頻繁にブルーピペット(65%)に近づき、叩きました。しかし、彼らはまた、黒いピペットに近づき、打った(10.8%)、彼らはバス(赤(P = 0.0413)と黄色(P = 0.0416)に近づくように訓練したよりも頻繁にこれを行い、バスよりもこれを頻繁に行う傾向があった)緑に近づくように訓練された(P = 0.0793)。同様に、黒に近づくように訓練されたバスは、黒のピペットを正しく識別しましたが(66.4%)、かなりの割合(10.6%)で青に近づきました。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
「化学的合図」とは匂いのことでしょう。 非常に分かりづらいですが、要するに、
・赤と緑は明確に識別できる
・青、黒、白は他の色と間違えがち
・青と黒、黄色と白の識別は苦手
ということでしょうか。
同様のパターンが黄色と白のシャルトリューズで現れました。バスが正しくチャートリュース黄色ピペット(61.2パーセント)を同定し、彼らはまた近づい/白ピペット(21.8パーセント)で打った、そして、彼らはより頻繁に緑(に訓練された低音よりもこれをした黄色のアプローチシャルトリューズに訓練されたP = 0.0456)、および赤(P = 0.0787)または黒(P = 0.097)に訓練されたバスよりも頻繁に白いピペットに近づいたり、叩いたりする傾向がありました(図4)。最後に、白に近づくように訓練されたバスは、他の色(57.4%)よりも白に近づく/打つ可能性が高いですが、チャートリュースイエロー(16.3%)に近づいて打たれ、黒に近づくように訓練されたバスよりも頻繁にこれを行いました(P = 0.00128)、青(P = 0.00147)、緑(P = 0.00969)、または赤(P < 0.001)(図4)。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
③実験2:視覚のみで訓練されたバスによる実験
次に、匂いは使わずに色のみでの反応をみる実験をしました。

赤に訓練された低音はターゲット色(85.4%)を容易に識別し、他の色に訓練された低音はほとんど赤に近づきません(すべての事後テストでP < 0.005 )。また、グリーンに訓練されたバスは、ターゲットカラーをよく識別し(72.3%)、他の色に訓練されたバスは、グリーンに近づくことはほとんどありません(すべての事後テストでP < 0.05 )
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
青、黒、黄、白に訓練されたバスのパフォーマンスは低下しました。青に訓練されたバスは、他よりも青いピペットで近づき/打たれ(48.3%)、他の色に訓練されたバスよりも高い速度で青いピペットで近づき/打たれました(すべての事後テストでP < 0.02 )。しかし、彼らは黒いピペットに近づいたり、叩いたりする割合も高かった(39.2%)。黒に訓練されたバスは、高い割合(70.8%)で黒のピペットを正しく識別しましたが、青のピペット(29.2%)に近づきました。黒に訓練されたバスは、赤(P = 0.0098)、緑(P = 0.019)、または黄色(P = 0.0085)ピペットを使用し、白いピペット用に訓練されたバス(P = 0.052)よりも高い速度で叩く傾向がありました。しかし、黒に訓練されたバスと青に訓練されたバスの間で、黒でのアプローチ/ストライクの割合に統計的に有意な差はありませんでした(P = 0.23)。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
チャートリュースイエローに訓練されたバスは、かなりの割合(45.8%)で チャートリュースイエローピペットに近づきましたが、白(25%)と青(29.2%)で近づきました。 チャートリュースイエローにトレーニングされたバスは、レッド(P = 0.077)、グリーン(P = 0.066)、ブルー(P = 0.066)、またはブラック(P = 0.066 )。黄色に訓練されたバスと白色に訓練されたバスの間で、黄色のピペットでのアプローチ/ストライクの割合に有意な差はありませんでした(P = 0.75)。同様に、白に訓練されたバスは白いピペット(33.3%)に近づいたり、叩かれたりしましたが、黄色(29.2%)、黒(22.9%)、青(14.5%)で叩かれました。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
これは面白い結果となりましたね。純粋に色のみでの実験なので、バスの色認識力が明確に出ているかと。
・赤は明確に識別できている
・緑もかなり識別できるが赤ほどではない
・青と黒はほとんど識別できない
・黄色は白にも青にも見える
・白は黄色、黒、青にも見える
赤で訓練されたバスはほぼ赤にいくのに、緑で訓練されたバスは一定数が赤にいっているのは、バスが赤を好きだということ?でも他の4色で訓練されたバスは赤にも緑にもいかないし・・・。
ということは、赤と緑はカラーに見えて、それ以外は明るさ(濃さ)でしか識別できていないのか?カラーと白黒の区別はつくんでしょうから。
結論
オオクチバスは、緑に敏感な一対の錐体と赤に敏感な二対の錐体を備えた、二色性の色覚を持っています。この発見は、オオクチバスの赤に敏感な目に関する川村と岸本(2002)の予測と一致しています。川村と岸本は、オオクチバスの目が短波長よりも長波長でより良い色分析を提供することを提案しました。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
バスは黒と青の色を区別できませんでした。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
バスは黒とグレーから緑を識別できるが、緑と青を識別することは困難であることがわかりました。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
青色または紫外線に敏感なコーンの証拠も見つけませんでした。
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
チャートリュースの黄色は白と区別できない
https://academic.oup.com/cz/article/65/1/43/4924236
いかがでしたでしょうか。赤と緑が見えて、青が黒に見えて、黄色が白に見える。
バスにとっては赤と緑以外は白黒の世界、のようです。
また、さらっと書いてありましたが、バスは「紫外線が見えない」ようです。海では「蛍ムラ」とか紫外線(ブラックライト)を反射して明るく見えている(であろう)カラーが存在していますが、魚には見えないという事ですね(見えるのもいるかもですが)。海で蛍ムラが強いのは、紫外線が見えるプランクトンが集まってくるとかそんな事なのでしょう。
緑と赤だけの世界はどんなんか
黄色は赤と緑の混合なのに、青色盲だと白に見えちゃうんですね。もしかしたら、赤の錐体も緑の錐体も反応しちゃうから、白飛びしているんでしょうか(笑)
いや違いました(笑)絵の具の色足しと、光の分解による色表現は違ったルールで成り立ってるようです。
ちょっと難しいので、青色盲の人が見ている世界の参考画像で確かめてみましょう。

上の画像は各色色盲者が見たピザの画像ですが、通常の画像と右下の「青色盲」の画像を見比べてください。葉っぱが黒ずみますが、コントラストがはっきりしたように感じます。

青が無くなるだけで、全てが赤か緑になっていますね。そして緑より赤の方が強く感じる。魚が赤に敏感なのもうなずけますね。


青は緑になって、緑とほぼ同じ色になってますね。明るさが同じであれば緑と青の見分けはつかないものと思われます。
実際のベイトと色の関係
またこの実験によって分かった事はバスの色彩感覚もそうですが、バスは普段食べている餌に近い色と匂いの物を判別して好んで食べているということですね。こっちの方が実用性があるかと。
各ベイトの色
バスの主なベイトといえば、魚とエビ、ザリガニ、カエル。
【魚】→白、黒、茶、背中が緑?
【エビ】→白、透明、黒、茶
【ザリガニ】→赤、黒
【カエル】→白、緑、茶
確かに、バスにとって青って必要ないのかもしれませんね。

代表的なベイトから青を抜いてみました。(青色盲の人が見た色)
うーんやっぱり緑が青になるんですねぇ。青は見えないんじゃないのかなぁ。でも青は緑っぽくなってますね(笑)色は難しい。
絵の具は3原色で色々作れるけど、光は7色が組合わさっていて複雑みたいです。
むしろ青を足したような色に見えるってことですね。まったく、意味不明だぜ。

青色盲体験アプリ↓
グリパン(茶色)の見え方

ここで気になったのが「茶」。茶色って、カラーチャートに無いんですよね。調べてみると黒ずんだオレンジのことみたいです(笑)
オレンジは赤と黄色の混ぜた色で、黄色は赤と緑を混ぜた色だから、茶色は赤と緑と黒を2:3:1くらいで混ぜた色かな?
赤も緑も黒もバスは認識できるから、バスもしっかり茶色を茶色として認識しているってことですよね。上の色鉛筆の比較でも分かるように、茶は茶として見えているようです。ワームカラーの代表格「グリパン」は理にかなった色なのでした。上のピザの画像比較でも、茶色は変化ありませんしね。
まとめ
改めて調べてみて、バスが普段どんな世界を見ているのかが、ちょっと分かりました。
基本的にはマッチザベイトが理想のようですが、より目立つように、より溶け込むように、と考える際は、バスは青色盲だということを思い出してカラー選択をするようにしてください。きっと今まで以上に釣れる!!はず(笑)
匂いも重要!
また更に言うのであれば、バスは色のみに頼って餌を識別しているのではない、ということですね。実験1と実験2の結果でも明らか。色と匂いが似ているものに最も反応しています。
匂いが無くても釣れるのでしょうが、匂いがあればより強く、違和感なく反応してくれそうですね。
っていうことはやっぱり「エビ粉」とか入っているワームの方が強そうですね。
結局「熟成アクア」と「タクミ漬け」か・・・(笑)
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